ソフトウェア品質に対する取り組み
jvtsでは、ソフトウェア品質を高めるために、プロジェクト管理の強化に取り組んでいます。
これまでのオフショア開発の品質問題
通常のプロジェクトでは、お客様はプロジェクトリーダーからの定例報告や、Redmineのチケット等によって、プロジェクトの状態を把握します。
しかしオフショア開発では、お客様が伝えた要望や要件が正しく伝わっていなかったり、重要度や優先度に関する認識のズレなどもあり、「順調」と報告を受けていた作業が、実際には大きくズレていたという例が多くあります。
スケジュール終盤になってから、この対応に多くの労力が費やされ、最終的な成果物の品質に大きな影響を及ぼしています。
多くのオフショア開発で発生する品質問題は、このプロジェクト管理に起因するものがほとんどでした。
jvts のプロジェクト管理
jvtsでは、遠隔で「見えない」オフショア開発の現場を、「見える化」してプロジェクト管理を強化します。
jvtsが提供するソフトウェア開発プラットフォームでは、各担当者の経験やスキルなどの「顔」を視覚化するとともに、各タスクの状況を数値化して表し、プロジェクトの状況を俯瞰できるようにしています。
また、オフショア開発の現地にいる専任の 担当者が、開発現場の状況を客観的にモニターして、プロジェクトリーダーからの報告ラインとは別に、お客様に直接レポートします。
お客様はオフショア開発の現場を正確に把握することで、タイムリーに対策を打つことができ、プロジェクト終盤での品質トラブルを回避できるようになります。
開発標準
ソフトウェア開発を効率よく進め、品質の高い成果物を造り出すために、jvtsでは開発の手順をまとめたマニュアル「開発標準」を作成し、これに従った開発を進めています。
jvtsの開発標準では、一般的なウォーターフォール型と呼ばれる段階的な工程開発のほか、アジャイル型と呼ばれる反復型開発にも対応しています。
「品質保証体系図」を定めて、開発チームの役割やレビューのポイントを定義したり、設計の中で検討すべき項目をテンプレートとして標準化するなど行います。
jvts 品質保証体系図 (ウォーターフォールモデル)
定量化
プロジェクトに関するデータを取得、蓄積することで、ソフトウェア開発各工程でデータを活用し、プロジェクト品質向上に寄与します。定量的なデータ (ソフトウェアメトリクス) を活用し、品質の状況を把握することで適切な品質施策を講じることができます。
ソフトウェアメトリクスは、人間の活動 (ソフトウェア開発) を示すデータのため、さまざまな要因誤差もありますが、統計的に活用することは非常に有益であると私たちは考えます。